2006年01月04日

トキワの空

20060103

憂春のトキワの空には一団の雪雲が通り過ぎていった。それは国分運動場から母校へ続く道すがら。降り続く粉雪はやがて吹雪のように我が身を打つ。一時ほどで雪は上がったがどうやら右足が痛い。蛇行するこの道のせいだろうか、あるいはこれまで歩いてきた人生のせいであろうか。

夕暮れ迫るトキワの空には、大怪獣の陰影が似あう。闇に迫る大怪獣は雄叫びを上げて迫り来る。それは20年前の帯広から士幌へ続く道での光景に似ている。あの時も夕暮れの中に大怪獣の雄叫びを聴いたような気がする。しかしそれも束の間。一時の感傷は全ての行いを無に帰する。喉元をすぐれば元の木阿弥ということ。
posted by ozzy3635 at 20:24| Comment(59) | TrackBack(0) | 私小説